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『ARNYS アルニス』 フランスのテーラリングはイタリアの影響を色濃く受けているが、同時にテーラリングのスタイルとしてはイギリスの影響を強く受けていました。 イギリスとイタリアに隣接した地理的条件と歴史がこの複合的な成り立ちを生み出してきました。 パリはセーヌ河を隔てて、異なる文化を持っていると人は言います。 アルニスはかつて「右岸のエルメス、左岸のアルニス」と称された左岸の文化を代表するメゾンです。 大統領官邸であるエリゼ宮やルーブル美術館(宮殿)が位置する官僚的な傾向のある右岸に比べ、左岸はソルボンヌ大学、貴族の邸宅などが立ち並ぶアカデミックな性格を持ち、それはそのままメゾンの個性に反映されています。 1933年、初代ロシアからの亡命者であったジャンケル・グランベールが現在のセーヌ左岸セーヴル通り14番地に店を構え、アーネスト・ヘミングウェイ、ジャン・コクトーやパブロ・ピカソ、ジャンポール・サルトルなどの華やかなりしパリの象徴であった文化人を顧客とした伝説のメゾンです。 カシミアやシルクに代表される贅沢な素材使い、抑え目でいながら目を引く色合わせの妙、クリエイティブで遊び心に溢れたデザイン。 クラシックなメゾンのイメージと共に、色褪せない左岸のエレガンスを表現していました。 3代目のジャン・グランベール・アルニス氏自身が担当する、コレクション毎に変わるウィンドウ・ディスプレイには、1930年代からのアルニスの精神が息づいていました。 それはそのまま1930年代のアール・デコ建築様式のホテル「ルテシア」と共に、パリの左岸の景色の一部でもありました。 カラー : ブルー系 素材 : KARNAK COTTON コットン100% サイズ表記 : 52 着丈(襟下から)約75㎝ 袖丈約28cm 身幅(両脇下から)約52cm 肩幅約47㎝ ※多少の誤差はご了承下さい。 タイト過ぎない絶妙なシルエットや特有の優雅な襟回りなど随所にフレンチを感じさせるエレガントな仕立ては、アルニスならでは。 着用に伴う使用感はありますが、まだまだお使い頂けるコンディションになります。 イタリア・メイドになります。 >