★ぬ 洋書 英語 / 第 1 回南半球気象学国際会議 1983
最後の方、写真のようにページが取れていますが、抜けはありません。
First International Conference on
Southern Hemisphere Meteorology
31 July-6 August 1983, Sao Jose dos Campos, Brazil
第 1 回南半球気象学国際会議 1983 年 7 月 31 日~8 月 6 日、ブラジル、サン ジョゼ ドス カンポス
#二千二十三十二
【気象学とは】
古代ギリシャのアリストテレスの著書『気象論 がある。この中で気象や彗星・流星などを研究する学問をMeteorologicaとしており、四大元素説に基づいて天候の仕組みを論じている。古代中国でも、『淮南子』において陰陽説に基づく雷の原理が論じられている。古代インドでは、ヴァラーハミヒラらが気象の条件を論じた。しかし、この頃の気象の予測の根拠は経験則などを基にした観天望気であり、科学的な観測はまだほとんど行われなかった。中世に入ってから、主にイスラム圏の科学者によって科学的な推論が行われた。
測定器の発明によって科学的な気象観測が始まり、近代気象学も発達し始める。エドモンド・ハレーは1686年、航海記録から風の地図を作成して貿易風と季節風にあたる風を発見した。ジョージ・ハドレーは貿易風は熱帯が太陽の熱を多く受けることと地球の自転の力によって生じるとの説を発表し、これが後のハドレー循環の発見につながる。
19世紀には科学的な天気予報が成立する。1820年にハインリッヒ・ウィルヘルム・ブランデスが初めて天気図を作り気圧配置と天気の関係を明らかにした。1837年に実用化された電信によって、気象観測データを瞬時に集めることが技術的に可能になる。ただこれはなかなか実現せず、1845年に初めてジョセフ・ヘンリーの主導でスミソニアン協会が運営するアメリカの気象観測網ができた。1854年にはイギリス商務省の中にロバート・フィッツロイを長とする海の気象観測を担当する組織が発足し、同年にイギリス気象庁として分立される。1860年には、タイムズ紙面上に毎日の天気予報が掲載され、暴風が予想されるときは港に警報を出して出港を制限するようになった。
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