SHM-CD 紙ジャケット パリス・シスターズ・シング・エヴリシング・アンダー・ザ・サン!!! THE PARIS SISTERS フィル・スペクター 紙ジャケ The Paris Sisters Sing Everything Under The Sun!!! VSCD-1732
盤面ジャケット共に良好です。
フィル・スペクターのプロデュースで大ヒットした「I Love How You Love Me」で知られるパリス・シスターズが、1967年にジャック・ニッチェのプロデュースでリリースした名盤。待望の紙ジャケ仕様でリイシュー!日本初CD化。SHM高音質盤仕様。 Produced by Jack Nitzsche & Jimmy Bowen ■オリジナル・リリース:1967年/Reprise RS-6259■オリジナル・ジャケットを忠実に再現した紙ジャケット仕様(日本制作)■日本初CD化■歌詞、オリジナル・ライナーノーツ及び対訳掲載■書き下ろしライナーノーツ(長門芳郎)封入
1950年代中盤からサンフランシスコで活動を始めた、プリシラ、アルベス、シェリルの3人からなる姉妹ヴォーカル・グループ、パリス・シスターズ。初めはデッカやインペリアルからシングルをリリースしていたが、ヒットには恵まれず、後にフィル・スペクターと共同でフィレス・レコードを創設する事になるレスター・シルが1960年代初頭に見出し、当時レスター・シルの下で修行していたフィル・スペクターが制作を担当してグレッグマーク・レーベルの第1弾としてシングル「Be My Boy」をリリース。この曲が全米56位のスマッシュ・ヒットを記録し、さらにその後には名曲「I Love How You Love Me」(この曲は日本でもモコ・ビーバー・オリーブが「わすれたいのに」としてカヴァーしたことでも知られる)が全米5位の大ヒットとなり、パリス・シスターズの名を一躍広めることとなった。 フィル・スペクターのプロデュース作品で有名となったパリス・シスターズだが、スペクターの手を離れた後もMGMやマーキュリーからシングルをリリースし、1966年にはリプリーズへと移籍し、1967年に同レーベルからリリースしたアルバムが本作だ。 本作ではフィル・スペクターのレコーディングには欠かせないアレンジャー、ジャック・ニッチェがプロデューサーを務め(共同プロデューサーはジミー・ボウエン)、バート・バカラック・ナンバーの「Long After Tonight Is All Over」や、日本では山下達郎のカヴァー(アマチュア時代に制作した『Add Some Music To Your Day』に収録)でも知られる「Sincerely」(オリジナルはムーングロウズ)、レスリー・ゴーアの大ヒット曲「It’s My Party」、コーデッツやディオン、デイヴ・エドモンズらのヴァージョンでお馴染みの「Born To Be With You」、ダスティ・スプリングフィールドの「Some Of Your Lovin’」(ジェリー・ゴフィン=キャロル・キング作)、バリー・マン=シンシア・ワイル作の「See That Boy」などのカヴァーも、スペクター・セッションで腕を磨いたジャック・ニッチェによるエレガントでゴージャスなアレンジと彼女たち独特の気だるさを纏った雰囲気で秀逸だが、中でもプリシラ・パリスによる自作曲が4曲収録されているのが特に目を惹く。実際、プリシラ・パリスは1967年からソロ名義の作品をリリースし始め、シンガー・ソングライターとして『Priscilla Sings Herself』(1967年)などの名盤を残しているが、既にその萌芽を本作の中に見い出すことが出来る。ガール・ポップス・ファンのみならず、フィル・スペクターのサウンドを愛するリスナーには必聴のドリーミーで優れた1枚だ。 なお本作は、2004年に米Eric Recordsから世界初CD化され、輸入盤に帯と日本語解説を付けた仕様でヴィヴィド・サウンドから発売(VSCD-2651)した事があるが、正式な日本盤CDとしてのリリースは今回が初となる。
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