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琴古流 木管 67 センチ 正寸管二尺二寸管です。出品者の方々の多くは尺八という楽器の吹奏できない方が多く、購入しようとお考えの方も入札することを躊躇される場合が多々あると思います。私は、師範の免許をいただき、毎日尺八を吹奏しております。従いまして、音程に関しましては安心して、入札していただけます。今回の出品は木管です。木管が故の利点があります。割れることがありません。竹管は常に割れる心配をしなければなりません。演奏の頻度はあまりないかもしれません。民謡でいえば、正調江差追分、男性の2本など、民謡では男性の渋い声に合わせて吹く曲もあります。一本所有していてもいいと思います。継手のゆるみもなくしっかりしています。唄口の損傷もありません。竹管は製管師による手仕事で金額もそれなりにしますが、木管は大量生産でき安いです。ただし、音のメリハリは竹管に劣ります。そこは、吹奏者の技量がものを言います。日ごろから練習していれば、木管尺八であってもいい音が出ます。尺八も長くなってきますと、音程に違いが出てくるようで、正しい音程を基準にして製管した正律管(単に律管とも言う)と、正しい長さを基準にして製管した正寸管とがあり、正寸管は音程に関係なく長さに忠実に作られている。これに対して正律管は音程が12律(白と黒(半音)のピアノ鍵盤のラからオクターブ高いラまでは12音あることと同じ考え)に調律されている。この結果、正寸管と正律管では音が少しずつずれてきます。西洋楽器との共演することがない場合、たとえば民謡、詩吟での伴奏の場合は特に正律、正寸を意識することは必要ないかと思います。いかがでしょうか?
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