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インドネシア・アチェ特別州伝統の銀刺繍タペストリー(黒に銀・1)
スマトラ島北端のアチェ特別州(現ナングロ・アチェ・ダルサレム)に伝わる伝統刺繍のタペストリーです。べっちん生地の表面に、太目の銀糸を貼り付けるように縫いこむ手法です。特に、西海岸のムラボ一帯で知られている伝統技法です。この方法は、同じくスマトラ島の南部に位置するランプン州でも見ることができます。ランプンでは、こういった刺繍を「Tapis(タピス)」と呼んでいます。
このタペストリーは、結婚式の際に、壇上の壁に飾るものです。通常、鳥や花、葉、星や月などがモチーフとして選ばれます。銀糸の重みで少し重量感のあるこのタペストリーは、現在ではその芸術性が高く評価され、額縁に入れて、絵画的に鑑賞されることが多くなってきています。サイズは、タテが約63cm、ヨコが約125cm。重さはおよそ360グラム
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