作品内容:『ハリー・ポッター』を"卒業"した読者に贈る最強のファンタジー小説、第一部完結!「ドラゴン殺しの始まりだ」(第八十章「鉄に触れる」より)圧倒的な想像力とリアリティによって紡ぎ出された壮大な三部作の第一部、完結!--訳者あとがき●山形浩生本書をポスト『ハリー・ポッター』たらしめているものは何か?もちろん非常に緻密な書き込みや、地理、歴史、知識体系すべてにわたる詳細で有機的にからみあった世界像は、凡俗の単純なファンタジーをはるかに凌駕しているのは一読すればわかる。だが本書をハリポタより一歩進んだ読者に向けたものとしている大きなポイントは、そこにトレードオフの発想があることだ。--山形浩生(「訳者あとがき」より)世界20か国以上で刊行決定!「『ハリー・ポッター』完結後の10年をリードする、正統派本格ファンタジー小説」と欧米で人気沸騰の話題作、最強の翻訳陣を擁して日本語版登場!アマゾン・ドットコム「Best Books of 2007」受賞!「読者が選ぶ文学賞」クィル賞 SF/ファンタジー/ホラー部門受賞!アメリカSF界の重鎮、オーソン・スコット・カードも絶賛!「ロスファスの作品には、言葉の響きが奏でる旋律の美しさがある。まるで、うまい唄い手の歌声に乗って歌詞の世界へ引き込まれるかのごとく、読者はロスファスが創りあげた小説の世界へ誘われていく。こんなファンタジー小説に出会えたことは、まさに至福の悦びだ」アーシュラ・K・ル・グウィン(『ゲド戦記』著者)【下巻のあらすじ】クォートはある日、「トレボンの町に『青い火』が現れ、結婚披露宴に集まった人々を皆殺しにした」との話を耳にする。さっそくトレボンに向かったクォートが出会ったのは、憧れの女性のひとりデナの傷ついた姿だった。虐殺の現場を訪れ、チャンドリアンの実在を確信するクォート。さらに探索を続ける二人の前に突然現れたのは、鉄の鱗に覆われた巨大なドラゴンだった。