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著者の親友である渥美清は、一緒に観劇している舞台が面白くないと腕を軽く肘で突いてきた。外へ出ようという合図だ。会場を出た後の雑談こそ至福のときだった──。渥美清やクレージーキャッツをテレビの世界に引き入れ、三谷幸喜に劇作家を志させ、夏目雅子の最初で最後の舞台を演出した鬼才が、戦後大衆文化の生き証人として知られざるエピソードの数々を活写する。
内容説明
本書は、渥美清やクレージーキャッツをテレビの世界に引き入れ、越路吹雪にテレビ一人芝居をさせ、三谷幸喜が演劇を志すきっかけをつくり、夏目雅子の最初で最後の舞台を演出した鬼才の貴重な自伝である。戦後焼け跡からの出発、昭和二十年代の東京を駆け抜けた青春、テレビ草創期のエピソードと創造の舞台裏、数々のスターの素顔と交遊、そしてコメディやミュージカルへの熱い思いを軽妙な筆致で綴る。
目次
第1章 パンのみにて生きるにあらず―昭和二十年代の青春
第2章 生まれたてのテレビとともに―渥美ちゃんがいた
第3章 ドラマ、バラエティ、ハプニング―ナマほど素敵な番組はない
第4章 ミュージカル「ショーガール」誕生―テレビから舞台へ
第5章 「エンターテインメント」への思い
特別対談 「コメディ」を見たい、つくりたい!(三谷幸喜;福田陽一郎)
登場する方々
石原裕次郎 杉浦直樹 和田誠 黒柳徹子 谷啓
森光子 杉村春子 阿久悠 植木等 岸田今日子
久世光彦 色川武大 山本直純 宮川泰
細川俊之 トラックが燃えた
黒井千次 川平慈英 越路吹雪 米倉斉加年
宇野重吉 岩谷時子 佐々木蔵之介 西岡徳馬
木の実ナナ 安田成美 浅野温子 永六輔
藤圭子 長門裕之 市毛良枝 高橋伴明 渡辺謙
関根恵子の失踪 夏目雅子の白血病 伊集院静
安藤昇からの依頼 中村歌右衛門
大竹しのぶ 宝田明 長塚京三 角野卓造
市川團十郎 坂本九 阿佐田哲也 柄本明
羽田健太郎 服部克久 前田憲男 石立鉄男
寺山修司 唐十郎 つかこうへい 森繁久彌
沢田研二 ジュリー 小沢昭一 芥川比呂志
小川真由美 小柳ルミ子 井上ひさし 西田敏行
渡瀬恒彦 酒井和歌子 淡路恵子 藤山寛美
木下順二 尾上松緑 市川崑ほか多数
レビューより
戦前戦後の混乱の様子の出だしから、ラジオ、テレビ、舞台に関わった著者の生活から日本のショービジネスの変遷を描き出した様子がテンポ良く展開されていて,一気に読切りました。
著者のエンターテイメントへの愛情とそこに関わる役者たちへの思いやり。仲間の仕事への情熱。何故エンターテイメントから感動を受けるのか、少し理解できたような気持ちにさせてくれた一冊。もっと早く出会いたかった一冊です。
TV創世記での日本テレビ時代の生舞台、ドラマ放送、ペンネームでの脚本家生活から、伝説の「ショー・ガール」誕生やパルコ劇場での優れた仕事ぶりの裏話まで数多く紹介されているので、興味がある人には堪えられないと思う。実は、筆者の作品はTVドラマ「さらば女ともだち」でしか触れていないのだが、それでも十分楽しめた。なにしろ、巻末での三谷幸喜との豪華対談が添え物にしか思えない位なのだから、この面白さ、分かってもらえると思う。
タイトルにも登場する渥美清を始め、越路吹雪、ハナ肇、岸田今日子、F・アルヌール、岡本喜八、杉浦直樹、小池朝雄らが次々に登場、逸話が紹介される。中でも渥美を巡る逸話の何とケッサクな事か!小林信彦らも著作で書いているように、この天才的なおかしさと才能、ひらめきを持ち合わせた希有の俳優の凄みが伝わってくる。そして、筆者が経験した2度の休演時での関根恵子と夏目雅子の記述も印象に残る。
逝ってしまった仲間たちとの素晴らしい出会いを記録しておくべく本書を書き記した筆者、そして、エンタテインメント、即ち、「人間が笑い楽しむ事」の大切さを以って、本書を締めくくる筆者の熱い想いが伝わってくる1冊。★4つなのは、残念ながら、舞台でその作品世界に触れていないから。 >