単行本: 270ページ
出版社: 文藝春秋 (2015/10/30)
発売日: 2015/10/30
梱包サイズ: 19 x 13 x 2 cm
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全体状態評価「B」・経年劣化「小」・カバーイタミ「小」・スリキズ「小」・小口手あか「無」・日焼け「小」・水濡れ「無」
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「名ばかりの“戦場カメラマン”はこの人の前ではハダシで逃げ出す。横田氏こそホンモノや!」(不肖・宮嶋こと宮嶋茂樹氏) とにかく行きたい! 勇んで飛び込んだ初めての戦場で見たのは、バラバラになった兵士の死体だった――アフガンではロケット弾で負傷し、イスラム国(ISIS)取材では危機一髪の脱出。それでもやめられない戦地取材の魔力にはまった日本人カメラマンの壮絶体験記。 「この従軍取材をきっかけにずっと私の体の中に燻っていたものが無くなり、私はアフガニスタンでの従軍取材、そして危険が生み出す興奮に満ちた『戦場』という麻薬の虜になった。最高に幸せだった」(本文より) カンボジア――初めての戦場で死体の山を撮る。 アフガニスタン――タリバン、米軍双方に従軍取材。至近距離に砲弾が炸裂した! インド洋――横浜からペルシャ湾まで、海賊vs.武装警備員の最前線へ。 シリア――イスラム国(ISIS)の拠点取材に成功するも、国境で窮地に。 東京――日本人2人の人質惨殺の報に私は……。 【目次】 第1章 同時多発テロ以前―タリバン従軍―2001年、アフガニスタン 第2章 復讐には百年かけても遅くない―2002年、再びアフガニスタン 第3章 北関東から戦場へ―1997年、カンボジア 第4章 「正義」がもたらしたカオス―2007年、アフガニスタン駐留アメリカ軍 第5章 死の谷―2008年、世界で最も危険な国境地帯 第6章 2つのカメラ―スチールとムービー 第7章 海賊、そして革命―2011年、インド洋・リビア 第8章 写真で世界は変わるのか―2011年、アフガン人写真家の栄光と苦悩 第9章 戦いは終らない―2012年、ベトナムより長い戦争 第10章 流浪の聖戦戦士たち―2013年、シリア・イスラム国 第11章 カンダハール―アフガニスタン国軍は戦えるのか 【生々しい臨場感とともに興奮を感じる】 戦場カメラマン横田徹氏の体験記。自分の生い立ちからなぜ、戦場に惹かれるか、そして、数々の戦場での生々しい経験を詳細に綴っている。 お金をどれほど稼げるかなど、戦場カメラマンを続ける上での現実的な問題もしっかりと書かれている。 そして、驚くのがその文章力で今まさに読んでいる自分がその戦場に立ち会ってるかのような臨場感を持つ。さらにはこの方は事態を分析する力も優れているんじゃないかと思う。イスラム国問題の時に30を超える番組への出演をした経緯が書かれているが、一事象から「なるほど」と思える出来事の裏側を的確に読み取っていくので当時、出演が殺到したのもうなずけるし、危険地域になぜこれだけ潜入し無事戻ってこれるかも理解できる。熟慮の上で適切な手順を踏んでいるからこそなんだろう。 それにしても、この本を読んでいくと、本当に何が本当で何が嘘か、日本のマスコミだけを見て、その範囲で真実か否かの判断を下すことがどれだけ浅はかを思い知る。バックグラウンドを知った上で、そして、危険をおかして現地に赴くと、敵対していないはずの集団同士が戦闘を繰り広げていて何がなんだかわからなくなるような体験もされているようだが、どこまで行っても何が善で悪かなんて最後の最後までわからないんだろうな。 世の中が複雑怪奇で、その中でわけがわからずに爆弾背負わされてわけがわからないままに死んでいく人が驚くほどたくさんいて、僕らは僕らでわけがわからない中でなんとなく奇跡的に幸せを享受しているというか。その一方で戦場に生きるか死ぬかで生活している人達が羨ましくなってしまう感情もあったりで、なんだかいろんな思いが交錯する本でした。 【まさに戦争中毒な戦場カメラマンが書いた、驕りも粉飾もないノンフィクション】 かつて書籍ルートで出版された横田徹氏のDVD「アフガニスタン最前線レポート」と本誌が補完しあい、手がじっとりと汗ばむ緊張感の中で一気に読ませていただきました。 優れた写真・映像を撮り、なおかつここまで優れた文書を書かれる逸材はそういないでしょう。 久々に良書と巡り会いました。 フランスで起こったテロ事件とも重なり、考えさせられる事も多いです。資本主義の国々が掲げる正義への疑問符が間違いなく脳裏に浮かぶはず。より多くの方に読んでいただきたい一冊です。 【アドレナリン・ドランカー】 人は、本人にとっての何かしら生きる喜びになるものが必要なんだと思う。 しかし自分の波長に合う喜びが、よりにもよって戦争だとしたら。 生死をかけた戦いだとしたら。 著者から戦争を取り上げたとき、それに見合う喜びは見つけられるのだろうか。 これは著者に限った話ではなく、 仕事に依存するサラリーマン、部活や友達付き合いに依存する学生、子育てに依存するお母さん、 誰だってもが有り得る。 夢中と依存の違いが見えなくなる。 生きる喜びは、きっと死の隣にある。 現代人、特に先進国の人たちは、 いちいち死を意識しなくてもいい人生を歩んでいるが、 それは却って、日常に転がっていた生きる喜びの喪失に繋がっているのかもしれない。 【臨場感溢れる従軍記】 戦場カメラマンの老舗といえば私が愛読している「不肖宮嶋」であるが、宮嶋氏も齢をとった。無理はしないで頂きたい。 本書を一読して、新しい世代が育っている(台頭してきた、かも)と感じさせた本。 写真が上手いのはカメラマンだから当たり前として、文章が上手い。 そして、自分を曝け出している。 カッコを付けていてはダメである。 好奇心やらボランティアやらで安易にノコノコ危険地帯に出かけて行って、イスラムゲリラにとっ捉まって身代金を取られたり殺される人が少なくない。 殺されるのは本人の勝手だが、関係者や日本国に多大な迷惑をかける。 ジャーナリストだからといって、無闇やたらに戦場へもぐりこんでいいというものでもない。 しかし、リスクのないところに戦場報道は成り立たない。 このへんの加減が難しい。 ギリギリのところで成立している商売だろう。 著者が昨今、勢力拡大している凶悪なイスラムゲリラと直接コンタクトしているシーンは、手に汗を握る。一歩間違うと、本当に首が胴から離れてしまう。 好著である。 大変興味深い本なので、少し時間をおいて丁寧に再読した。 第10章「流浪の聖戦戦士たち」で行動を共にした「中田氏」とは、どこかで見た名前と考えたら、最近、一躍有名になった日本人イスラム法学者、ハッサン中田 孝氏のことであった。 中田氏と勝谷誠彦氏の共著「日本でいちばんイスラームを知っている中田考先生に、灘高で同級の勝谷誠彦が教えてもらった! 日本一わかりやすいイスラーム講座(2015/8/22)」を買っただけで、まだ読んでいなかったのを思い出し、書棚から探し出して一読した。 「日本でいちばんイスラームを・・・」と併読すると、「戦場中毒」の理解度はグンと上がるので、お勧めしたい。 |
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《あくまで中古なので商品説明以上の美品・新品をお求めの方はご遠慮ください》
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状態評価は個人で主観的につけてますので目安程度とお考えください。 一通り通読・チェックのうえ出品してますが細かい見落としがあるかもしれません。 ご理解・ご承諾願います。 |
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他にも出品してますのでまとめて落札していただけると送料お得です。
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□備考詳細□ SA~Eまで7段階評価。「´」で下降修正(たとえば「B´」だとCより上B未満という具合) 基本ラインとして「C」ランクを中古屋においてる程度とします。 各状態詳細「激重→大→中→小→微小→なし」(右にいくほど状態良好) SAは「新品ビニールラップ・未読未視聴」。Sは「新品・数読視聴程度」とします。 当方が基本的に扱うのはオークションお取引品、中古屋流通品、友人よりの譲りもの がほとんどですのでSA・Sランクはあまりないと思ってください。 |
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☆お知らせ☆ ※月に一度の出張に出てる場合は帰宅後にお取引メールさせていただきます。 ※基本的に振込み確認時または商品の発送完了をもって評価します。 ※複数落札された方への評価返答は特にお申し出がない場合は一つとさせていただきます。 ※休日にまたがるお取引の発送は休み明けになる事が多いのでご了承ください。 ※商品のお取り置きは最長で一ヶ月とさせていただきます(月末清算になります) ※評価内容によっては入札の取り消し・落札者削除させていただく場合があります。 ※稀に在庫切れの場合がございます。その際は返金・代品で対応いたします。 ※送料・発送等は取引会社の約定改定により予告無く変更される場合がありますのでご注意ください。 ※他にご質問・ご要望などございましたら気軽にお尋ね・ご相談ください。 |
商品名稱 : | ●戦場中毒 撮りに行かずにいられない 横田徹(著) |
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