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文庫です。 きれいなほうです。
魂でもいいから、そばにいて
未曾有の災害で愛する者に突然死なれ、絶望の淵に立たされた人々の心を救ったのは、「奇跡」としかいいようのない体験だったーー。布団に入ってきた夫を「抱いてあげればよかった」と悔いる妻。階上の息子の足音を聞く母。死亡届を書いている時に兄からメールを受け取った妹。それは夢だったのか、幻なのか……。再会を願う痛切な声と奇跡を丹念に拾い集めた感動のドキュメンタリー、待望の文庫化。
各紙で絶賛!
科学的根拠に基づく議論だけでは救われない人もいる。それもまた厳然たる事実なのだ――「週刊ポスト」'17年4月7日号
心の震える一冊ーー「東海新報」17年3月16日
感動のノンフィクション。オカルト本ではありません――「スポーツ報知」'17年3月10日
愛する人の〝魂〟とのコミュニケーションーー「週刊プレイボーイ」'17年4月3日
全篇、人間味溢れる家族の愛の物語だ――「週刊文春」'17年4月13日号
大切な人と生き直す霊体験と、そこから生きる力を得ている人々を描くーー「東京新聞」'17年6月11日
不思議としか言いようのない16人の物語の記録――「日刊ゲンダイ」'17年3月30日
絶望と困難から這い上がる再生の物語――「北海道新聞」'17年4月2日
読む者の心を揺さぶるーー「夕刊フジ」'17年4月4日
遺体: 震災、津波の果てに
あの日、3月11日。三陸の港町釜石は海の底に沈んだ。安置所に運び込まれる多くの遺体。遺された者たちは懸命に身元確認作業にのぞむ。幼い我が子が眼前で津波にのまれた母親。冷たくなった友人……。
悲しみの底に引きずり込まれそうになりながらも、犠牲者を家族のもとへ帰したい一心で現実を直視し、死者の尊厳を守り抜く。知られざる震災の真実を描いた渾身のルポルタージュ。
【目次】
プロローグ 津波の果てに
「釜石市」地図
第一章 廃校を安置所に
日常が崩れ去って――千葉淳(民生委員)
県警からの呼び出し――小泉嘉明(釜石医師会会長)
盛岡からの派遣――西郷慶悦(岩手県歯科医師会常務理事)
新たな遺体――千葉淳(民生委員)
死者から出る気泡――小泉嘉明(釜石医師会会長)
夜の来訪者――鈴木勝(釜石歯科医師会会長)
第二章 遺体搬送を命じられて
耳を疑う指示――松岡公浩(釜石市職員)
集落が消えていく――佐々幸雄(消防団員)
警報の鳴り響く中――坂本晃(消防団員)
顔なじみを運ぶ――松岡公浩(釜石市職員)
発生後七十二時間以内――橋口鉄太郎(陸上自衛隊)
そこにあったはずの町――磯田照美(釜石消防署)
抜けていく同僚たち――松岡公浩(釜石市職員)
海上に漂流する遺体――藤井智広(海上保安部)
遺体を帰したい――松岡公浩(釜石市職員)
第三章 歯という生きた証
歯科所見作業へ――鈴木勝(釜石歯科医師会会長)
感情を殺して――大谷貴子(歯科助手)
むなしい作業の連続――鈴木勝(釜石歯科医師会会長)
焼け焦げた無数の遺体――工藤英明(釜石歯科医師会専務理事)
第四章 土葬か、火葬か
棺を三千基用意する――土田敦裕(サンファミリー)
火葬できぬ遺体――千葉淳(民生委員)
途切れる読経――芝崎惠應(仙寿院住職)
火葬へ送り出す――千葉淳(民生委員)
苦渋の決断――野田武則(釜石市長)
現場の混乱――土田敦裕(サンファミリー)
原形をとどめぬ遺体――千葉淳(民生委員)
「神も仏もない」――芝崎惠應(仙寿院住職)
思いがけない報告――野田武則(釜石市長)
秋田までの道のり――藤井正一(消防団員)
身元不明者の遺骨――千葉淳(民生委員)
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