【送料無料】 ロシア語 虐げられた人々 ドストエフスキー | |||
![]() | |||
新品・未開封です。送料無料。日本より即時、発送します。 *注意!洋書です。全編ロシア語になります。 カバーは綺麗な状態です。中身に書き込みやマーキングはありません。 *掲載写真はイメージ図です。本の中に掲載されてはいません。 著者: フョードル・ドストエフスキー (Фёдор Михайлович Достоевский) 題名: 虐げられた人々(Униженные и оскорбленные) 【虐げられた人々について】 この作品はドストエフスキーのデビュー作品である『貧しき人びと』執筆直後の自身が下敷きにされている。その意味でこの長編はドストエフスキーの文学的出発点への立ち還りと再出発への強い意志が籠められた作品である。 小説では、二つの悲話が並行して進んでいく。一つは、物語の語り手「私」(イワン・ペトローヴィチ)の妹でもあるナターシャとその家族の悲話、そしてもう一つは少女ネリーとその家族をめぐる悲話である。この二つの悲話にはある共通点がある。それは娘が愛する男のために家族を裏切り破滅の淵にまで追いやるという点である。そして二つの悲話はワルコフスキー公爵という男を結節点にして次第に絡み合い、やがてクライマックスを迎える。 「虐げられた」人びとはワルコフスキー公爵の狡猾な悪巧みに次第に追い詰められていくが、しかし彼らの気高い自尊と矜持の姿に、読むものは心を打たれる。とりわけ少女ネリーは、イギリスの作家チャールズ・ディケンズの『骨董屋』に登場する少女をモデルにして創作されたものといわれているが、その強靱な意志と純粋なけなげさには感動を禁じ得ない。第4部の橋の上の場面は黒澤明監督『赤ひげ』にも影響を与えたことが知られている。またナターシャも優しく傷つき易いが、その聡明さと芯の強さではワルコフスキー公爵に負けてはいない。 ただこの小説に登場する女性はいずれもナターシャやカーチャも含めてドストエフスキーの後の作品に登場する女性たちに見られるような気性の激しさや小悪魔性というものはまだ見られない。 第4部についてはドストエフスキー自ら「ずるずる引きずって印象を弱めてしまった」と述べているように、やや冗長でぎくしゃくした所がみられるのは否めない。しかし結果的にはそれが終盤のクライマックスの高揚感へとつながっているともいえる。 | |||
![]() | |||
クリックポスト | |||
![]() | |||
Yahoo!かんたん決済(詳細) | |||
商品名稱 : | 【送料無料】 ロシア語 虐げられた人々 ドストエフスキー |
備註 : | |