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出版社:誠文堂新光社
出版年:2010年
頁数:209ページ
サイズ:225 × 298 × 18 mm
ソフトカバー
2010年に発行された、日本のデザイン誌『アイデア』の横尾忠則特集号
戦後のグラフィックデザイン界において強烈に異彩を放った横尾忠則ですが、本書では、その若き才能が輝き革新的なヴィジュアルワークを生み出した60年代・70年代の作品を中心に紹介しています。
唐十郎や寺山修司、土方巽といったアクの強い演劇人や舞踏家と組んだ色彩豊かな公演ポスター、高倉健や藤竜也といった硬派な面々からマイルス・デイヴィスやサンタナといった海外アーティストのレコードジャケット、そして書籍や雑誌、展覧会のポスターなど、様々な文化領域を横断しながら自身のデザインで侵食していった横尾の創作力がぎっしりと詰め込まれた内容です。
編集やエディトリアルデザインの巧さも際立ち、横尾の作品集とは異なる軽妙さが感じられます。
横尾の特集以外に、チェコのグラフィックアートの内容も充実しています。80歳を過ぎても活動を続ける横尾ですが、その創作のエッセンスが凝縮された資料的な価値のある1冊です。 >