クリスタル・ウォーターズのUSオリジナル盤は1991年4月、日本盤は7月リリース。この日本語カヴァーは10月発売だから、結構タイトなスケジュールだった?鼓と銅鑼からのイントロ、リズムはオリジナルとはだいぶ印象が異なるズンドコ系。途中で完全に音頭の拍子になるパートもある。宍戸留美のコミカルな魅力が炸裂する怪唱・怪演に、もはや原曲の面影はない。いろいろ詰め込んで「La da dee la da da」のサビが、合唱による「おとこーのコがー 泣いちゃうなんてー」になってるのが素晴らしい。そのあとで「ラダディーラダダ」とも歌ってるけど、原曲のキモと言えるこの部分に日本語を乗せた勇気に敬意を表したい。追いかける「おかしーよ おかしーよ」の合いの手がまた脱力系でよい。