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自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
小津安二郎の映画には独断の世界観がある。それは彼がどんな本を読み、どんな小説家と親好を深めていたかということからも炙りだすことができるだろう。本書は小津の日記や座談会での発言などから、彼が読んだ本や交友の記録を丹念に拾い出し、若い頃から愛読していた志賀直哉や谷崎潤一郎の小説を原作とする映画をなぜ撮らなかったのかを考える。そこには映画と小説という二つの芸術の関係性が浮かび上がってくる。
第1章 小津安二郎の読書遍歴
第2章 川端康成と小津映画評
第3章 里見〓(とん)と芸の虫
第4章 志賀直哉、そして『暗夜行路』
第5章 谷崎潤一郎と岡田時彦
第6章 『断腸亭日乗』、そして荷風と映画
レビューより
今回、貴田氏が、題材に選んだのは、小津が愛した小説とその作者たちとの交流。小津ファンであれば、小津が里見弴、志賀直哉、谷崎潤一郎、永井荷風の小説を熱烈に愛し、里見、志賀とは、実際に交流もあったことは周知のことだが、貴田氏が、そこからさらに踏み込んで、そういった小説や文人たちとの交流から、小津という人とその作品が、どういった影響を受けた(あるいは受けなかった)のかを考察するのは、確かに興味があるところだ。 >