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慈雲の書/木南卓一/500部限定/昭和38年/その書は技巧を超えた高い精神性も感じられ現代の美意識からみても注目されるものといえるでしょう 商品説明 慈雲の書/木南卓一/500部限定/昭和38年/慈雲の書は技巧を超えた高い精神性も感じられ現代の美意識からみても注目されるものといえるでしょう 昭和38年 木南卓一 26㎝×37㎝の大判です。114P+解説38P 筆者は若きより尊者の遺文と遺墨等を賛仰し来たって今20020年、一昨年の慈雲尊者生涯とその言葉の著述に続いてこの遺墨写真集を編んで点広く有志の士に紹介せんとするものである。時あたかも尊者160年の遠忌に当たる、この小著が、尊者の護法の志、終生の善心開発の願いを今日に成就する一機縁となり、一箇半箇真正学道の人の出現に役立ち得ば幸いである。 慈雲飲光(じうんおんこう:1718~1804)は、江戸時代後期、京都や大坂で活躍した真言宗(しんごんしゅう)の高僧です。慈雲尊者、葛城(かつらぎ)尊者と尊称されるほか、双竜叟(そうりゅうそう)、葛城山人などの雅号でも知られます。大坂中之島の高松藩蔵屋敷において生まれ、熱心な仏教信者だった父の死後、13歳の時に出家しました。慈雲は、一宗派に拘泥せず、顕教(けんきょう)、密教、禅、儒学、神道なども幅広く学んだ結果、仏道の原点に戻ることを目指す正法律(しょうぼうりつ)を唱えました。十善戒(じゅうぜんかい)[不殺生(ふせっしょう)、不偸盗(ふちゅうとう)、不邪淫(ふじゃいん)、不妄語(ふもうご)、不綺語(ふきご)、不悪口(ふあっく)、不両舌(ふりょうぜつ)、不慳貪(ふけんどん)、不瞋恚(ふしんに)、不邪見(ふじゃけん)]の実践を正法律の根幹とし、精力的に布教、著述などをはじめとする宗教活動を実践しました。 慈雲は、自伝の『百不知童子伝』において、書、詩、和歌などの知識の無さを記しています。また、雅号の一つに百不知童子(文字どおり百を知らない子供、つまり、多くのことを知らないという意味)を用いていますが、実際は大変な博識でした。これらは、慈雲の謙虚な性格を示すもので、博識をひけらかすことなく、常に謙虚な姿勢で万事にあたった誠実な人柄が慕われ、多くの人々の帰依を受けました。 その慈雲は、能書(のうしょ)としても有名で、その力強くて闊達(かったつ)な書は在世中から高い評価を得ていました。書が残されるためには、大きく3つの要因があります。1つは筆者を尊重してのこと。2つ目は、書かれている内容。3つ目は、美術作品としてすぐれていることです。慈雲は、この3つの要素を併せ持っています。よく“書は人なり”といわれますが、慈雲の書は技巧を超えた高い精神性も感じられ、現代の美意識からみても注目されるものといえるでしょう。 お好きな方、お探しの方いかがでしょうか。ゆうぱっくでの発送になります。 中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱傷、汚れ、しみ、上下破れ。ページ黄ばみ、しみ。ご理解の上、ご入札ください。 もちろん読む分には問題ありません。401433 こちらの商品案内は 「 ■@即売くん4.88■ 」 で作成されました。
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