岐阜県関市のメーカー製となります。「銘・濃州正恒作」 濃州とは美濃国(岐阜県)の関市をあらわします。刀鍛冶は日本刀に銘を入れる際に,どこの國かも入れる場合がありそれが岐阜(美濃国)で言えば「濃州」または「濃州住」となります。刀の名産地5か所を五箇伝と称します。美濃伝もそのうちの一つです。 明治の廃刀、戦時中の軍刀生産を経て現在ではナイフや包丁などの生産が盛んに行われております。 「濃州正恒作 V金ゴールドー本割込 三徳包丁165㎜」 最もポピュラーな三徳包丁です。刃渡りは165㎜。標準的なサイズとなっております。刃は刃金(切刃)に高硬度のV金を使用し、側面にSUS410ステンレス軟材で挟み込んであります。DP処理という技法で鋼の性質を落とすことなくステンレス鋼で貼合せることが可能になりました。鋼(ハガネ)製庖丁の切れ味や研ぎやすさと、ステンレス鋼製庖丁の手入れのしやすさや折れにくさが融合した優れた材料です。一般的に割込み庖丁と呼ばれています。 柄はパッカーウッド材を使用しております。別名積層強化木で、木材の優し手触り感を併せ持ちながら水分に強く耐久性も非常に高い素材です。おおよその寸法全長:285㎜刃渡り:165㎜刃厚:1.5㎜刃巾:46㎜