前半8曲のオリジナルについては、BAUHAUS時代に比べればややPOPなアレンジで、 所謂ゴシック感は希薄になった分聴きやすくなったものの、 DANIEL ASHのサウンドプロダクションは健在。 「ASH節」が随所に散りばめられ、BAUHAUSラストの「BURNING FROM THE INSIDE」や、 ASHの並行プロジェクト、TONES ON TAILとの共通項を見出すことができる。 先行シングルカットされたM2や、美しく儚い旋律にノイジーなギターが被り、 アンバランスな美しさを見せるM10は名曲だ。