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高さ67.5cm、横幅42cm、奥行き26.7cm。天板の厚さ6-7mm、棚板の厚さ5mm。下段内高18.5cm、中段上段それぞれ18cm、奥行きそれぞれ26.2cm。手ごろな大きさと板材の薄さが魅力の李朝の棚です!材は松なのでしょうか、それでも非常に軽い作行で黒っぽいものが多い李朝の木工家具の中で木地のままの白さが珍しい逸品です。本体は釘を使わずしっかりと組まれ下部の脚と本体をつなぐのも木釘です。細工の職人技と同時におおらかな材の取り方などもまた李朝木工芸の魅力です。李朝の家具は床暖房であるオンドルの熱で家具自体や収納物が傷まないよう、こうした脚がつけられ床から離れるようになっています。画像のように側板や底板にほぞの跡があり、元はより仕切られていたものが改装されてきたものかもしれません。状態はもちろん実用に耐えしっかりしていますがしみよごれなどあります。かの国での手入れのようにごく少量の油で拭き込んでいくと艶を増していってくれることでしょう。また側板に画像のようにヘアラインがありますが目立つものや大きくなりそうなものではありません。