太平洋戦争末期、阪神間大空襲で焼け出された少年が、世話になったお屋敷で見た恐怖の真相とは……。 名作中の名作「くだんのはは」をはじめ、日本恐怖小説界に今なお絶大なる影響を与えつづけているホラー短編の金字塔。 収録作品:『すぐそこ』、『まめつま』、『くだんのはは』、『秘密(タブ)』、『影が重なる時』、『召集令状』、『悪霊』、『消された女』、『黄色い泉』、『逃ける(ふける)』、『蟻の園』、『骨』、『保護鳥』、『霧が晴れた時』、『さとるの化物』