「The Woodstock Edition」でございますが、衝撃のメジャーデビュー作大傑作2nd「Johnny Winter」2009年度リマスター紙ジャケット仕様限定盤に
ライヴ盤「The Woodstock Experience」紙ジャケット仕様盤とポスターを加えた特装盤となります。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い、Johnny Winter(Vo、G、Harp)、”Uncle”John Turner(Ds&Per)、Tommy Shannon(B、後にStevie Ray Vaughan & Double Trouble、Arc Angels)となります。
ゲストにかのWillie Dixon(B)/Walter”Shakey”Horton(Harp)、Edgar Winter(Alto Sax、P)、A.Wynn Butler(Tenor Sax)、Karl Garin(Trumpet)他ホーン隊、バックコーラス隊の参加がございます。
また、かの名プロデューサーEddie Kramer(Jimi Hendrix、Led Zeppelin、Kiss、Triumph、Alcatrazz、Loudness等手掛ける)がコンサルタントとして関与致しております。
正に衝撃のメジャーデビュー作。
「これはBluesか !?」という楽曲で始まる事がミソでございます。
楽曲毎にBlues感が強まってまいりますが、正直六十年代後半~七十年代初期の英国HR/ヘヴィ・ロックに繋がる感があり、変革期を超えた当時の次世代ロック的な音楽性。
当時としては破格の契約金で契約との事でございますが、その理由が分かるものでございます。
次作程に突き抜けた感はございませんが、Johnny Winterの演奏はBluesの枠を超えて後々のHR/HM系に代表されるギターヒーローの時代の到来を感じさせるもの。
また”Blues”特有の緩さ/怠さ等々が感じらないもので、非常に端正な演奏。表現力も非常豊かでかの名手Duane Allman(The Allman Brothers Band)を驚愕させた事が頷けるものでございます。
楽曲も演奏・アンサンブルもBlues特有の緩さがないもの。
Johnny Winter自作楽曲は二曲のみでございますが、カバー楽曲のアレンジ具合も興味深い出来。Bluesは苦手とするロックファンにも支持された事も頷ける出来となっております。
後々にTommy Shannonが天才名手Stevie Ray Vaughanと合流致しますが、演奏だけでなく音楽性も繋がっていく感がございます。
また、Eddie Kramerの関与がミソ。
後々にHR/HM、ギターヒーロ系を手掛け名声を博しますが、Johnny WinterのBluesを超えたロック音楽的な感覚を演奏・音楽性共に生かす助言を(音響面含め)与えた感がございます(プロデュースはJohnny Winter自身)。
Johnny Winter最初の録音作品「The Progressive Blues Experiment」が先行リリースと相成り、チャートアクションは芳しくなかった模様でございますが(それでも双方共に40位!)、衝撃の登場に相応しい感がございます。
さて、「The Woodstock Experience」。
1969年8月18日アメリカ かの伝説の「Woodstock Music & Art Fair」での実況録音となります。
公式録音またミキシングが現在の機材で行われている事もあり、非常に音質の良いものとなっております。
当時のスタジオ録音技術では限界があり、名盤とは言えど当時のJohnny Winterというギタリストそして音楽性の全貌が判り辛いものではございましたが、何せここではライヴ録音。
Johnny Winterの才能・演奏の特異性が非常に分かり易いものとなっております。
また、Edgar Winter含めたバックバンドの巧みさも非常な聴きものとなっております................................................................
この機会に是非。
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