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2014年、ソチ冬季五輪。
浅田真央選手は、ショートプログラムで55・51点の16位と出遅れた。
しかし、フリーでは自己ベストを更新する142・71点での渾身の演技を披露。
6位入賞と、悲願の金メダルには届かなかったが、私たちに感動を伝えてくれた。
スポーツ界だけでなく、世の中は結果がすべてだ。社会でも、学校でも
。 失敗するくらいなら、最初から挑戦をやめようという風潮すらある。
しかし、浅田選手は、身をもって私たちに尊い価値観を思い出させてくれた。
――人の真価は、何をしたかではなく、何をしようとしたかだ――
不器用でも、頑固でも、まっすぐに日々を積み重ねてきた。
私たちは知っている。彼女がやってきたこと、そして何をしようとしてきたかを。
本書は、前回の2010年、バンクーバー五輪までの浅田選手を追ったドキュメンタリー写真集。
ところどころにちりばめた言葉は、浅田選手、そして今は亡きお母さんと一緒に紡ぎ出した言葉だ。
浅田真央という一人の人間の原風景がここにある。
彼女は挑み続け、そして、跳んだ。
私たちは、「ありがとう」という「心の金メダル」を贈りたい。心から、ありがとう――。
数々の競技写真を中心に、貴重なオフショットまでちりばめた公式写真集。
競技写真は、2009~2010年シーズンの試合を中心に近年のベストショットを厳選掲載。
オフショットでは、浅田選手の19歳の眩しい笑顔を引き出し
“素顔の浅田真央”の魅力を余すところなく捉えています。
撮影:高須力 村尾昌美
出版社: 徳間書店
発売日: 2010/1/30
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