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●1969年(昭和44年)刊。豊岡市の明治時代から昭和時代中頃までの歴史を視覚的に紹介した、非売品の本。豊岡市の地域社会、産業、文化、教育、災害など、多岐にわたるトピックを取り上げ、写真や図版を多用して視覚的にわかりやすく説明しています。 ●というだけの本なら、オークション(競売)には出品せず、せいぜい、定価販売のフリマに出すところですが、実はこの本、巻頭に、吉田初三郎の「豊岡市鳥瞰図」が掲載されています。落款に「朝彦」と記されており、二代目初三郎・吉田朝彦が、昭和30年代に制作し、印刷・発行された「豊岡市鳥瞰図」(市紹介パンフレット)を転写したものと思われます(詳細は画像をご参照ください)。 ●地元の人々や後世の世代に対して、豊岡の発展と変遷を具体的なイメージで伝えることを目的とした本。地域の歴史資料として貴重であり、豊岡の過去を知る手がかりとなる一冊だと思います。これにより、地域のアイデンティティの形成や、未来への指針を示すことにも寄与しているかと。 ●B5判、表紙カバー付き。55年経っており、状態はまあまあ。 >