型番 :SBーΛ77
カラー:
サイズ:
型式 | プリメインアンプ |
<パワーアンプ部> |
連続出力 | 100W+100W(8Ω、20Hz~20kHz) 105W+105W(8Ω、1kHz) |
全高調波歪率 | 0.007%(定格出力時) |
混変調歪率 | 0.007%(定格出力時) |
周波数特性 | DC~300kHz +0 -3dB |
出力帯域幅(IHF、歪率0.05%) | 5Hz~80kHz(8Ω、両ch駆動) |
スピーカーインピーダンス | 8Ω~16Ω |
<プリアンプ部部> |
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ Phono MC:0.25mV/100Ω Tuner、Aux、Tape play:200mV/50kΩ |
録音出力 | 200mV |
周波数特性 | DC~300kHz +0 -3dB |
全高調波歪率 | 0.007% |
トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
サブソニックフィルター | 16Hz、6dB/oct |
ミューティング | -20dB |
イコライザー偏差 | 20Hz~20kHz ±0.2dB |
Phono最大許容入力(1kHz、歪率0.01%) | MM:300mV MC:20mV |
SN比(IHF-Aネットワーク、ショートサーキット) | Phono MM:90dB Phono MC:71dB Aux:108dB |
<総合> |
使用半導体 | トランジスタ:80個 IC:2個 ダイオード:40個 FET:18個 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 170W |
外形寸法 | 幅420x高さ151x奥行399mm |
重量 | 11.5kg |
【商品の状態】 ヤフオクにて落札購入。記録ロスト。同型機種は過去3機、所有しておりました。(現在はこれきりです)
使用状況 :入手後、保管室にて保管(長期)。
外観 : フロント前面上部のガラス易碎品限空運,非易碎品可使用海運。 面の角にやや欠けが見受けられますが、ほぼ気が付かない程度です。
他にはそこここにくすみ傷等有るかと思いますが総じて全体的に良好なルックスコンディションを保っております。
ご確認は画像の拡大などでお願い致します。
機能 ; ランプ切れが割合盛大に出てきております。以下に記します。
◇<スピーカー切り替え>以外のバーランプポジション表示
↓
DIRECT LOUDNESS SUBSONIC MUTING INPUT SELECTOR < TAPE2、 TAPE1、 AUX、 TUNER、 PHONO、 MC >
◇< CLEAN DRIVE >ロゴ表示
◇バーランプ → TAPE SPEAKER A SPEAKER B
※ このモデルはブラックアウトされたフロント面の半分を覆うガラス易碎品限空運,非易碎品可使用海運。 を表示ボードに使うという瀟洒(しょうしゃ)なデザインを採用し、
1981年度 グッドデザイン賞 商品デザイン部門にて、グッドデザイン選定品に選ばれております。
(四角いGマークのロゴのやつ、ですね)
ゆえに、電光表示の裏側のランプが劣化すると当然消灯し(ランプは家庭用照明と同様、劣化交換部品です)
全部消えちゃうと何が何だかわからないブラックボックスになってしまいます。
現在は交換電球はLEDになると思いますので、ランプ切れを含むメンテナンスが必要になります。
試聴: CDを接続し、試聴を試みると、スピーカーA、Bとも片側(L側)の音が出ません。
R側の音は正常、且つハイファイ音が聴こえます。 L側×不出音 R側〇出音
出力リレー他等に、経年劣化によると思われる不備が生じていると思われます。
詳細は整備して確認してみないと断定出来ませんが、メンテナンスが必要になります。
その他の機能は未チェックになります。
尚、上記の内容は極く限られた時間での限定範囲でのチェックになり、全て私見の伴うチェック内容になりますので、
絶対的な判断ではございませんことを、何とぞご了承下さいませ。
===あか抜けた都会的でモダンなデザインがやたら目を引く魅力だが==========================
=====◇Gマークはこけおどしではない。肝心の音質も表彰物のハイエンドPMアンプ====================
===========デバイスメーカーでもある巨大企業が生み出した画期的技術マンサイの傑作!=============
◇クリーンドライブ!!
JoJoの必殺技「オーバードライブ!」ではありません、CLEAN DRIVE です。
80年代に突入し苛烈な販売合戦が繰り広げられていたオーディオ界に、それまでに無かった新技術が表れました。
世間では、どうすればより良い音が出るのか、という話題が多方面で沸騰しておりました。
そう、現代とは完全に異質の文化が、確かにそこにはあったんであります。
飛ばし見箇所①飛ばしてけっこうですーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
80年代当初は、ビジュアルといえばブラウン管TVだし、デジタル技術の生活への応用例などは無きに等しく、
スマホやケータイはもちろんのこと、インターネットも人々の生活の中にはありませんでした。
ソニーのプレステも90年代に入ってからのご登場なのでだいぶ先、
人々の楽しみと言えば、好きな音楽を出来る限り良い音で、リアル感漂う生の音で再生したい、お気入りのレコードを自分好みの
音質で流したい、自然の情景やコンサートを生録して、自慢のステレオセットで自宅に居ながら楽しみたい。。。という、
或いは原音再生を徹底して追及、真のハイファイ再生に挑む、自作のSPでメーカー製を追い抜く、といったオーディオ文化が
世の中に浸透して、イケイケドンドンの高度成長と相まって、
経済や文化としての日本のオーディオは日本の優れた科学技術に発展と共に、
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで世界を席巻していったのであります。
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◇まさにそういう時期の中、オーディオファンはアナログオーディオの深淵な世界に引きずり込まれるかの如く、
微に入り細に入り、細かい所まで音質にこだわる姿勢があって、
スピーカーコードで音が変わる、と聞けばアキバのオヤイデ電気などに行き
店頭に並んだ多くのSPコードを、どれが自分の物に最適か目を皿のようにして物色していたお客さんがわんさかおりました。
「必要悪」とも言われたSPコード、確かに接点ロスやアンプへの逆起電力、SPコード自体が持つインピーダンスやインダクタンスが
再生音に影響を与えることは知られていたし、聴感上でも大なり小なりの差は生まれると自覚はしておりましたが、
それらSPコードの持つネガティブ要素を、ひとつの技術で全て解決しよう、としたのが東芝オーレックスのクリーンドライブでした。
飛ばし見箇所②飛ばしてけっこおです!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クリーンドライブを使ってどういう音が出るのか、それは正直当方はジャッジしておりません。
今まで、SB-66、Λ70、Λ77にそのマイナーバージョンと、いずれも所有、所蔵し、都度、聴き比べも致しておりますが、
なぜか意欲がわかずクリーンドライブ結線してのヒアリングは一度も行っていないんであります。
問われると答えに窮しますが、ハッキリ言うと、その前の段階(通常結線)での試聴において、十分これらのシリーズの音質に納得し
満足感を得られたから、なのが大きな理由に挙げられます。
センシングコードが無いわけではなく、クリーンドライブ用コードは汎用品のSPコードを利用出来るので、理由はそこには無く、
単に興味が湧かなかったのと、普段でもとっかえひっかえ比較試聴しているので、
忙しさからつい後回しになっている、程度の理由でしかありません。
すなわち何が言いたいかと申しますと、
当時世間を沸かせたこの方式が本機を含めこのシリーズの基本的な音質の優秀性や確かさを左右するものではない、という
ことに既に気が付いていて、(=クリーンドライブを使わないと満足な音が出ないというものではない)
自身なりに得心しているので、言われるほどには興味が湧かないという事なのだと思います。
逆に、今感じているAurexのSBシリーズPMアンプの好印象が、それによりガラッと変わったりしないか心配なのかも知れませんね。
<実は、東芝の機器ではないのですが、巷でそのような事例を見てきているのも影響しているのかと。。(後述③に続く>
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◇このシリーズ、とりわけ本機Λ77は、新技術搭載が目玉でしたが、その新技術の効果をより確かなものにするため、
アンプの「 裸特性 」に、非常にコストをかけて、丁寧且つ、凝った作りに仕上げているところが
自分的にはクリーンDよりも着目すべき点、と思っております。
先ずは音質良いとされたΛコンデンサ<銅箔蒸着メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ>を中心に
主に大電流の通り道を全て銅で埋め尽くした銅回廊を形成、Λループと名付けて素材から品質アップを計っています。
素子の鉄リード線を電気が通った時に起こる歪やマグネチックディストーションの弊害を排除するため、
銅箔フィルムのΛコンをアルミ電解コンデンサに代えて、パワーTRのコレクタを銅基盤に代えて、エミッタベースコレクタの端子は
軟銅線に改良して、そしてそれぞれをつなぐ配線は全て純銅線を使用する、と。
最後に残ったのがエミッタ抵抗。
パワーアンプ出力段は扱う電力が大きく抵抗値が低い事が求められるので、カーボンでは抵抗値が大き過ぎて使えず、
非磁性材の銅では固有抵抗が少なすぎてそもそも抵抗体になり得ない。
それで、
今までは材質的に磁性体であり誘導性構造を持つニクロム系、合金被膜、又は金属酸化物被膜等を使わざるをえなかったのですが、
東芝はこの最後に残された壁を打破するため、全く新たな非磁性体抵抗を開発、採用。
それが呼称、「 Λ(ラムダ)抵抗 」なのでありました。
銅は抵抗体としては固有抵抗が少なすぎで、抵抗に使用することは不可能でした。
そこで、太陽通信工業<現在のTAITSU~タイツ―(株)>と共同開発したΛコンデンサにヒントを得て、
銅箔を抵抗体にして構造をΛコンと同様のバイファイラ巻き(無誘導巻き)にすることで、電流が流れても磁束を打ち消し合うことで
純抵抗のように動作する非磁性、歪低減型の新型抵抗(=Λ抵抗)を開発。
結果は、高域周波数帯域までエミッタ抵抗値は一定、リアクタンス極小、過渡特性も向上、という良好なスペックを生み出し、
フィルムコンデンサにありがちな振動(コモンモード)による電気ノイズの発生もΛコン開発時の無振動技術によって解消、
ここに電流の回廊<電源ケミコン+Λコン~出力TR(スーパーftトランジスタ)~Λ抵抗~スピーカー>を全て銅で統一した
Λループが完成したのでありました。
その他にも
初段ローノイズ名石デュアルFET東芝2SK146+デュアルTRカスコードストラップ&2段目もカスコードカスコードストラップ接続
差動増幅の極低ひずみイコライザ。
入力FET使用ICLゲイン切り替え式MCアンプ、
デュアルFET構成東芝2SK150+デュアルTRカスコードブートストラップ接続初段差動増幅
+2段目もカスコードブートストラップ差動増幅を奢った低ひずみダイレクトDC構成パワーアンプ、
要所にご自慢のΛコンデンサ、岡谷の改良型VXコンデンサ、
高級機の証=大型トロイダルトランス、
電解ケミコンには、全ての素材を従来比グレードアップした厳選材料のみを
使用し、高速応答性ペースト&低倍率エッチング電極箔、特殊製法による化成膜形成にしたスペシャルオーダーの
極低インピーダンス高音質型を採用しております。
その他にも。。って
いつまで続けるのかわからなくなるので割愛致しますが、
要するにこの高級モデルΛ77は、
素材を徹底して吟味して、高級なだけではダメだ、そこに新規開発の知恵と工夫、それにたゆまぬ追求心を原動力にした
言わばPMアンプを形成する「 質 」に徹底的に固執した
真面目で頑固一徹の「開発陣の意地」が、方向違いのやたらとモダンなデザインで身を包まれた逸品なのであります。
裸特性を引き上げられるだけ引き上げたその訳は、
理論上、音の最終出口であるSP端子にまでフィードバックをかけて歪除去することはクリーンドライブによって成し遂げた、
しかし信号が流れる行程で発生した歪は打ち消せても、元の体にある歪はゼロにはならない。NFBにも限界があるのです。
そしてクリーンDによって、元からある歪が逆にクローズアップされて目立ってくる可能性すらある。
だとしたら、元の元からクリーンにして、そもそも耳に付きやすい歪を極小化しなければ、この新技術(クリーンドライブ)の効果は
如実には発揮出来ない。
というところがこの製品の、当たらずとも遠からず、といったコンセプトなのではないでしょうか。
そしてそれを可能にしたもう一つの理由は、東芝が世界を代表するデバイスメーカーでもあった、という点でありましょう。
今回は異常に長くなってしまいました。館長のお叱り必定ですが、
まるでバ〇の一つ覚えの如き(言葉悪いですね、他意ございません)
電流が流れる事により発生する元の歪みを徹底して絶つΛループの思想は、
面白い事に姉妹機のΛ70や末っ子のSB-66においても、しっかり引き継がれていて、コストを上回る手抜きの無さに
クリア&ワイド、澄んだ音、高低まんべんなく響くダイナミックレンジ感、
そして強調したいのが、しっとりした艶感。。
など、
下から最上まで、共通したキャラクターを聴かせてくれるのでございます。
<この項終わり>
飛ばし見③ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コードをアンプ内の電気的処理により、スピーカー端子を含むSPシステムを、コードを介して丸ごとアンプの歪低減回路に
組み込んでしまおう、というのが大雑把なイメージで、
SPコードでスピーカーに送り込まれたアンプからの信号を、クリーンドライブ専用に使うコードを用いてアンプにフィードバックさせます。
そしてアンプ内のNFによる歪低減を行うのですが、通常のSPコードに加え、LRそれぞれもう1本、センシングコードが必要になるのは
そのためです。
これと同様の思想の元に開発されたものにTRIO(KENWOOD)社のΣ(シグマ)ドライブがありますが、後述する方式の違いによって
トリオのやつはセンシングコードが2本追加必要になります(シグマドライブを使うとすれば)。
トリオ(後にケンウッドに社名変更)のΣドライブはほぼ同時期に発表されたと記憶しています。
なのでこの時期は、オーディオ界でもこれらの新しい技術が話題になりました。
当然、どちらが良いか?という所にファンの話題は集中しました。
両者の一番の違いは、センシングした信号をアンプ回路に戻す時にシグマドライブは信号をNFB(負帰還)で返すのに対し、
一方クリーンドライブは何とPFBで戻す、という点にありました(たしか)。
ポジティブフィードバック(正帰還)すると、そのままでは当然、発振してしまい機器が壊れます。
なので発振手前で反転させNFBループ内で処理する、という一見曲芸的で荒っぽくも感じるこの方式ですが、
技術開発者の話によると信号はPFBで返すのが正しい、ということで、一見博打にすら見えるPFB帰還も
回路上は極めて安定しているそうで、想像するほど危ないものではなく逆にこれだから安定してループを形成出来る、という
ご説明で、当時も今も当方にはチンプンカンプンなのが正直なところです。
クリーンDがシステム的には無理はしていないというのが実はDF(ダンピングファクタ)の計測値に表れており、
SP側から見たアンプのダンピングファクタは無限大になる、というメーカーの話とは逆に、実際のカタログ数値は普通のアンプ並みの
平凡な数値になっているので、そこらへんに方式の違いが表れているのかも知れません。
が、しかし、実はそうであった方が、この方式を利用するにあたっては妥当である、というのが
一方のΣドライブの音を知った当方の私見でして、こんなことは全て余談になるので切り上げますが、
クリーンドライブについて、より詳細に技術概要を知るための資料を添付させて頂きます。
(但し、非常に専門的なので、あらかじめお伝えしておきます。因みに当方には理解出来ません、でした。)
付記ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クリーンドライブやΛループを採用したプリメインアンプ。
オーレックス独自のクリーンドライブを搭載しています。
クリーンドライブ方式では、スピーカーのマイナス端子側に歪成分検知用コードが追加されており、これによってスピーカーで発生した歪成分を検出し、アンプ内にフィードバックしています。そして、アンプ内で歪成分をキャンセルするように帰還量を調節して送り出します。これによってスピーカーケーブルの伝送特性やスピーカーで発生する逆起電力による歪を打ち消し、動的特性の改善を図っています。
この検知用コードには電流が殆ど流れないため電圧降下が無く、スピーカー端子で歪成分を検知することができます。また、コードはスピーカーケーブルとのインピーダンスも検出するため、結果的にスピーカー入力端子における電圧はアンプの出力電圧と等しくなり、定電圧駆動となります。
このクリーンドライブ方式を採用する事で、スピーカーと接続して使用した際の高調波歪率を10分の1以下に低減し、さらに混変調歪も大幅に改善しています。また、アンプとスピーカーケーブルのインピーダンスを全てキャンセルできるため、スピーカー入力端子からアンプ側を見たときのインピーダンスはゼロとなり、スピーカー入力端子でのダンピングファクターは無限大となります。
電源=出力ループの音質向上を図るため、この経路で使われている素子と線類の全てに銅を使用したΛループを採用しています。
Λループを実現するため、アルミの電解コンデンサーは銅箔フィルムのΛコンデンサーを、パワートランジスタのコレクタには銅基板、エミッタ・ベース・コレクタの端子は軟銅線に改良し、さらに配線にも銅線を採用しています。そして、これまで問題だったエミッタ抵抗には新開発のΛ抵抗を採用しています。
銅は抵抗体としてあまりにも固有抵抗が低く抵抗に使用することが不可能でしたが、Λ抵抗では銅箔を抵抗体としてΛコンデンサーと同様の無誘導巻きを実現しており、電流が流れても磁束を打ち消し合うことで純抵抗のように動作します。このため高い周波数までエミッタ抵抗値は一定となるほか、リアクタンスも少なく過渡特性も向上させています。
また、フィルムコンデンサーにありがちな振動モードによる電気ノイズの発生も、Λコンデンサーにおいて実現している無振動技術によって解消しています。
イコライザーアンプ部は、デュアルFET 2SK146にデュアルトランジスタをカスコードブートストラップ接続した初段回路と、カスコードブートストラップ接続とした2段目差動アンプで構成されています。
MM/MC切換えはゲイン切換方式で、接点数を減らして音質劣化を抑えています。また、MCにおいても入力にFETを使用したICL構成とし、高音質化を図っています。
フォノ入力端子からスピーカー端子の間はシンプルな2アンプ構成となっています。また、Tuner/Aux/Tape各入力端子からスピーカー端子の間はカップリングコンデンサーの入らないDC構成となっています。これによりダイレクトポジションではイコライザー出力が直結でメイン入力に入る事になり、ダイレクトイコライザーとトーンディフィートを合わせた機能を持つことになります。
パワーアンプ部は、デュアルFET 2SK150にデュアルトランジスタでカスコードブートストラップ接続した初段差動回路と、2段目差動アンプもカスコードブートストラップ接続とした、低歪率DCパワーアンプとなっています。
回路の要所要所で、振動モードの単純化、低インピーダンス化を図った銅蒸着のΛコンデンサーや、Vコンデンサーを改良したVXコンデンサーを採用しています。
電源部には新開発の電解コンデンサー(15,000μF、63WV)を採用しています。
このコンデンサーは使用材料を厳選吟味するとともに、応答速度の速いペースト、特殊エッチングによる低倍率電極箔、及び特殊な方法による化成膜の形成、さらに音質を良くするための構造を採用しており、低インピーダンス化と高音質化を図っています。
パワートランジスタにはトランジション周波数60MHz以上というスーパーfTトランジスタ2SC2565A、2SA1095Aを採用しています。これらのトランジスタは、電極歪の発生を防ぐためコレクタ基板やベース、エミッタ抵抗に磁性体を用いずに軟銅線を採用しており、非常に高い周波数まで歪が少なく安定した増幅を可能にしています。
電源部には大型トロイダルトランスを採用しており、トランスの2次側を電圧増幅段用、電力増幅段用、保護回路とランプ用にセパレートした3電源方式としています。
Recセレクタースイッチを搭載しており、再生中のソースとは別で録音ソースを選択できます。
トーン回路には、一般のNF型回路と異なり、アンプとトーン素子を分離したCR型トーン回路を採用しています。
クリーンドライブ回路専用の高速プロテクターを搭載しており、歪検出用コードを誤配線したときでも回路を保護し、パワーインジケーターの点滅で知らせます。
注意事項:
<!!但し、上記の一切は私見であり、短時間の簡易チェックのみですので、変化する可能性もあるので、上記を含めた
一切の性能、動作、コンディションなどの保証は出来ません。(他の大多数の出品者様の中古出品物と同様です。>
又、稀に落札品のボディカバーを取り内部をいじった上、不良品とクレームをつけてくる事案があるそうですが、当方は
筐体の内部は一切手をつけておらず中も見てはいないので(自分の出品物は全て同じく)把握していません。
当方は素人ですので内部構造など詳細はわかりかねますし、自分で筐体を開けたりは一切致しておりませんので(そもそも
取説等にも「お客様への注意、購入後の危険行為として禁止」とされている場合がほとんどと思います)
本体内部未確認、又当該出品物の全ての機能はチェックしていません。従いまして本体内部の状態についても
一切保証出来かねます。
こちらの機種はジャンク故障品、問題商品、可能無法修理,請注意扱いですので、ノークレームノーリターンでお願い致します。
これら上記の事を全てご了承頂いた方のみ、ご入札をお願い致します。
※又、輸送事故によるトラブル等に関しましては、当方は関与出来ませんので輸送業者様と直接ご相談をお願い致します。
ご希望により、一定の保証もつけられます。< 佐川急便オンリーオプション輸送保険 >
ご希望のご落札者さまは、ご落札後すぐに(当館より送料のご連絡をする前)にご相談ください。
従来よりのお願いメッセージ
※昨今の輸送資材の高騰等により大量に使用する当館のガード梱包もかなりのコストアップを強いられており、
今まで他の面での節約で乗り切ろうと努力して参りましたがそれも限界で、
このままでは当館の基準に叶う送り出しが不可能な状態に追い込まれております。
この様な事情によりまして、誠に心苦しい限りでございますが、
運送会社の請求する配達料と別に、純粋に梱包資材の仕入れ値上げ分の一部を
<本体の形状、大きさ大小により¥500~¥1000(1本ないし2本)の範囲内で>ご負担頂くことになりました。
(こちらの商品は¥500円になります)
ご落札者さまへおかれましては、何とぞ、諸事情お汲み取りの上、心よりよろしくお願い申し上げます。※
☆ 【送料一例】 ☆ 【送料一例】 全国配送OK、全方位ガード梱包!本機の様なガラス易碎品限空運,非易碎品可使用海運。 面大の製品もガッチリガードいたします!
140サイズで改訂版佐川急便全国料金表をご覧ください。
<例>千葉(発送)→東京都 <佐川急便> 140サイズ¥2180+資材費用¥500
発送は佐川急便等を予定しておりますが、
誠に勝手ながら、当方都合にて、選ばせて頂き、落札者さまには、その都度、仔細をご連絡させていただきます。
但し、受取日時などのご都合に関しましては、落札者さまのリクエストがございましたら事前にご相談ください。
お手渡し商品有可能只能自取,自取費用相當高,請查看頁面確認、などの取引形態は、こちらのお品に関しましては、基本的に承っておりません、どうぞご了承ください。
※→現在全国的に、交通事情、また各運送会社の輸送状況が変動しています。
通常よりお時間を頂く事も予想されます。詳細は、取引ナビで随時、ご連絡させていただきます。
※今回、出品期限の短期化、当方事情により
入札不調の際、誠に恐縮ではございますが、当館の判断にてやむを得ず出品を取り下げさせて頂き再出品する場合が
ございますので、ご承知おきくださいませ。
※追記でお伝えする事が、まま、ありますので、恐縮ですが最後に追記が入っていないか、その都度ご確認をよろしくお願い
致します。
不明点はご質問ください。