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【詳細】
初版 藤崎慎吾 蛍女 ハヤカワ文庫
2008年7月15 日初版 早川書房発行
山を破壊して進められるリゾート建設をきっかけに、伝説の巫女「蛍女」が復活した。「蛍女」の祈りもむなしく、巨大な「脳」と化した森が復讐の牙を剥く…。
池澤亮は東京近郊の山中で、突然廃屋の電話が鳴るのを聞いた。無数の螢が乱舞する中、受話器からはリゾート開発工事の中止を求める女性の声が…・・・・。それは地元に伝わる“蜜女”の伝説に関わりがあるのか?同じ頃、近隣の開発工事現場では変形菌が大発生し、作業員の失踪事件も起きていた。
友人の生物学者・南方洋司と共に調査を始めた池澤は、やがて驚愕の事実に至るー。『ハイドゥナン』の前日譚たる森林環境SF。
藤崎慎吾
1962年東京都生まれ。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌の編集者・記者、映像ソフトプロデューサーなどを経、1999年に長篇クリスタルサイレンスで作家デビュー。同書はベストSF1999国内篇第1位を獲得。新時代の本格SFを担う書き手として期待を集めている
【状態】
経年劣化により若干の焼け、本自体に若干の歪み、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。 >