【ドイツ語洋書】 
マルクス主義と法理学：基本的な法概念の批判の試み 
『Allgemeine Rechtslehre und Marxismus : 
Versuch einer Kritik der juristischen Grundbegriffe』

1986年 3版
Eugen Paschukanis (法学者 エフゲニー・パシュカーニス) 著
Karl Korsch (哲学者 カール・コルシュ) 編等
Neue Kritik 刊
ix, 202 p.　　17 cm　　ペーパーバック　　ISBN：3801500640

●シリーズ名：Archiv sozialistischer Literatur (社会主義文学のアーカイブ), 3

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■コンディション
全体的に若干ヤケがあります。
表紙の背に退色・背の端に微スレ・角の一部に小折れ、裁断面に斑点状の小シミがあります。
また本文数枚に微折れがあります。
それ以外は特に問題はありません。

●日本語訳書『マルクス主義と法理学』 (共生閣, 1930) の刊行があります。

●エフゲニー・パシュカーニス (1891-1937)
　ソビエト連邦の法学者。
19歳の時に、革命運動に関係したとの理由で国外に追放され、ドイツのミュンヘン大学で学びました。
ソビエト連邦成立後に法学者としての頭角を現し、1924年『法の一般理論とマルクス主義』の出版によって、
マルクス主義法学の指導的地位に立ちます。
　他、『国家と法の理論』や『ソヴェト経済法教程』なども出版しています。
1937年1月、著作にトロツキズムの要素があると指摘されて逮捕され、同年9月、ヨシフ・スターリンの
大粛清の犠牲となり、ニコライ・クルイレンコと共に命を落としました。
　法哲学者亀本洋はパシュカーニスを「ソビエト最高の法哲学者」と評し、『法の一般理論とマルクス主義』は
「法の一般理論」の分野では法哲学史上最高の傑作であるとしています。

●カール・コルシュ (1886-1961)
　ドイツの哲学者、マルクス主義理論家。フェビアン協会会員。元ドイツ共産党員。
　テューリンゲン州法務大臣を経て、共産党所属の国会議員となりましたが、ソ連を批判したことで
共産党を除名され、議員を辞職。
国際請注意日本當地運費，確認後再進行下標。主義、平和主義的な社会主義者としてソ連を批判し、反共主義者に転じました。
晩年は科学論や論理学に傾倒。亡命先のアメリカで死亡しています。
　影響を与えた著名人に、マルクス主義者の劇作家ベルトルト・ブレヒトや福本和夫など。

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