ピエール・フランソア・ザビエル・ド・シャルルヴォア(1682-1761) は、フランス東北部のサン・カンタン(St. Quentin)で生まれ、イエズス会の宣教師として、また探検家として活躍する傍ら、キリスト教史に関する多くの著述を残した。彼は十六歳でイエズス会に入り、神学や哲学・文学の研究に打ち込んだと言われている。その後、伝道の地を求めて前後二回にわたって新大陸へ赴いた。第一回目は1705年から1709年まで、主としてケベックに滞在した。二回目は1717年からで、セント・ローレンス川に沿って五大湖に達し、さらにミシシッピー川を下ってメキシコ湾に至るなど精力的な探検旅行を行い、この二度に及ぶアメリカ大陸の探検の成果として“Histoire et description gnrale de la Nouvelle-France”(『新フランス植民史』)を記した。
また、彼は日本でのキリスト教布教にも関心が高く、我が国の歴史やキリスト教伝道史の研究をおこなっている。
CHARLEVOIX, P[ierre Franois Xavier de]
Histoire de l'tablissement, des progrs et de la dcadence du
christianisme dans l'Empire du Japon
3 vols. Rouen, 1715.
『日本切支丹史』 全3巻
本書の標題を直訳すると「日本におけるキリスト教の伝道・発展・衰退」となる日本キリシタンの通史で、著者の日本についての著作の代表作である。本書は1715年にパリ北西のセーヌ川河口近くの町ルーアン(Rouen) で出版された初版で、その後、重版や改版がおこなわれ、多くの人々に読まれた。わが国でも『日本キリシタン荒廃史』などと訳され、東西交渉史の研究に用いられた。しかし、根拠となった資料が古いことや、誤りも多いことなどが指摘されるようになり、次第に過去の史料となりつつある。
なお、シャルルヴォアにはもう一つの日本関係史料として1736年に刊行した“Histoire et description gnrale du Japon”(『日本史』)があり、本書の姉妹編とされている。
(京都外国語大学付属図書館https://www.kufs.ac.jp/toshokan/gallery/france07.htm)
書名:Histoire de l'etablissement, progres et decadence du christianisme dans l'empire du Japon
著者:Pierre-Franois-Xavier de Charlevoix
出版社:Rouen chez Pierre le Boucher.
出版年:1715
言語:フランス語
ページ数:[42]-337-[25] ; 398-[34] ; 460-[22]p.
サイズ:17x10cm
状態:商品説明を御覧ください
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