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大型の亀をかたどった金蒔絵の大きな菓子箱です。箱の蓋の裏側に浦島太郎と竜宮城が蒔絵で描かれています。亀の上に蝸牛が乗っています。江戸時代において、亀は、長寿を象徴する吉祥の生き物とされていました。また、蝸牛 (カタツムリ)は国持ち、家持ちの象徴として武士に好まれ、 殻の渦巻きは途切れることのないことから「再生」「復活」を表す吉祥模様とされていました。
蝸牛は、復活・再生した浦島太郎であるのかもわかりません。浦島太郎は、玉手箱を開けてしまい、最終的には蝸牛になったという意外な結果の御伽話かも分かりません。
本品は、大量の金粉を用いており、大名や豪商の長寿の祝い品として製作された逸品と思われます。江戸時代の蒔絵の代表作品といっても過言ではありません。蒔絵専門の美術館の展示品の目玉にふさわしいものです。
【サイズ】 縦34cm 横69cm、高さ22cm 【その他】 亀の足の爪先に漆が剥がれた部分があります。亀の眼はガラス易碎品限空運,非易碎品可使用海運。 球に彩色していますが、片方の眼が引っ込んでいます。
【入 札前に必ずお読みください】
・本品は古美術ですので経年に伴う汚れの他、写真では捉えきれていない傷や割れや直し等がある場合もございます。その様な個所は出来るだけ現状を伝えるように努力はしておりますが、当方での見落としがありうる場合もゼロではございません。この点を理由とした返品は遠慮頂いています事、ご理解の上ご入札ください。気になる箇所がある場合は事前の質問をお願いいたします。
・製作年代等の説明書きは、あくまでも当方(骨董収集歴30年以上)の個人的な見解に基づくものであって内容を保証するものではございません。見解の相違に基づく返品はお受けいたしかねますので疑問がある場合は入札をお控えいただきますようお願いいたします。
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