[中古本] | ||
表紙ややキズこすれあり | ||
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内容紹介九・一一以後、世界は戦争に向かって地滑りを起こしているのかもしれない。こうした状況にあって、ともすると人は、戦争が生み出す悲惨な現実に慣れてしまい、正気を失ってしまう。まやかしの議論に乗せられないためには、戦争に関する最低限の議論を知っておかなくてはならない。本書は、そうした重要論点を整理し、戦争抑止への道を探る戦争倫理学の試みだ。同時多発テロに端を発する米国の軍事行動、ロールズの原爆投下批判、憲法九条問題などが取り上げられており、いま、戦争について冷静に考え、実りある議論をするための、重要な手がかりを与えてくれる。 目次戦争に関する正気とは何か/戦争の二種類のルールー戦争目的規制(jus ad bellum)と戦闘経過規制(jus in bello)/連続テロに対する報復戦争は正当かー私の第一の反戦メイル/国家という猫には誰も鈴をつけられないートーマス・モアの処刑とグローティウスの戦争論/アメリカの良心は「ヒロシマ」に「ノー」と言ったーロールズの原爆投下批判/ゲルニカを忘れないでー私の第二の反戦メイル/鉛の兵隊さんはどうして美しい制服を着ているのかー傭兵軍から国民軍への転換/カントの「永久平和論」/人は共和国のために命を捧げるーヘーゲルの考えた国家と戦争の関係/戦争をした日本は有罪かー「東京裁判史観」と東京裁判の問題点〔ほか〕 著者情報加藤尚武(カトウヒサタケ) 1937年東京都生まれ。東京大学大学院文学研究科(哲学)博士課程中退。千葉大学文学部教授、京都大学文学部教授などを経て、現在、鳥取環境大学学長。専門は生命倫理学、環境倫理学、応用倫理学。『哲学の使命ーヘーゲル哲学の精神と世界』(未来社)で第3回和辻哲郎文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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商品名稱 : | 戦争倫理学/加藤 尚武/トーマス・モアの処刑とグロティウスの戦争論/カント:永久平和論/原爆投下批判/憲法第9条問題/戦争の二種類のルール |
備註 : | |