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「長光」は、鎌倉時代後期の備前国長船派の刀工で、長船派の祖「光忠」の子とされる。
国宝の「大般若長光」をはじめ、華やかな乱れ刃を焼いた豪壮な作から直刃まで作行きが大変に広く、古刀期においてはもっとも現存在銘作刀が多い刀工の一人である。
備前国は、古来刀剣の産地として大変に名高く、現在の岡山県南部にあたる吉井川流域では、古備前派から派生した「長船派」「畠田派」「福岡一文字」の派があった。
『古今銘尽』等の古伝書には、長光には同名 2 代、あり、とされていたが、近年の研究では長光の作刀期間は約 30 年間であり、「左近将監」銘も含め 1 代限りと見る説が有力である。
長光は、文化財指定を受けたものだけでも(国宝 6 点)(重要文化財 28 点)(重要美術品 36 点)が存在する名工中の名工で有る。
作風は、姿は鎌倉時代末期の姿で、腰反深く先にいって伏せごころがないもので、小板目肌よく詰み、乱れ映りが立つ。
刃文の作域は幅広く、蛙子丁子、重花丁子を交えたものから、浅い湾れや直刃調の作もある。
本作は、貴重この上ない「在銘・長光」身幅尋常地鉄板杢中庸ながれこころ、古研ぎでやや見えつらいが鎬下に沿って段映り表れる。
刃紋は互の目のたれ調の中に尖りや長光丁子華やかに配置され、帽子やや尖り気味となる。
茎の錆色、朽ち込みの状態に銘の状態と誠によろしく、鞘には大名家御家流の鞘書きが有り、特別貴重刀剣認定書が付属しています。
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長さ・・・・2尺2寸4分5厘
元幅・・・・約 2.94 cm
先幅・・・・約 2.0 cm
元重・・・・約 6.6 mm
先幅・・・・約 4.5 mm
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